市瀬 邦俊 ICHINOSE kunitoshi
現場をまとめ、工事を前に進める仕事
Q:まず、現在担当されている仕事について教えてください。
私の仕事は、解体作業そのものだけでなく、「どう壊すか」「どう進めるか」「どう安全を守るか」を考え、現場を動かすことです。
一軒家の解体から、店舗・大型施設まで、現場ごとに条件はまったく違います。
人の配置、重機の使い方、近隣への配慮、工程管理。それらを総合的に見ながら、現場が止まらないように段取りを組んでいきます。
「現場が予定どおり進んで、事故なく終わった時はホッとしますね。」
今は部長として、現場に入りながらも、全体を見て判断する立場を担っています。
立ち上げ半年後、アルバイトから始まった現場経験
Q:市瀬さんは、会社の立ち上げ期に関わったと聞きました。
会社が立ち上がって半年ほど経った頃、私は夜間作業のアルバイトとして現場に入ったのが最初でした。昼間は別の仕事をしていて、声がかかれば手伝いに行く、という形です。
当時は結婚を控えていた時期でもあり、将来の働き方を考えるタイミングでした。
そんな中で社長から「うちに来んね?」と声をかけてもらい、社員として入社することを決めました。

任されるから覚える。現場で身についた力
Q:社員になってから、どんなふうに仕事を覚えていきましたか?
入社後は、内部解体や木造解体など、比較的規模の小さい現場を任されました。
体感としては、入社して3ヶ月ほどで一人で任される現場が増えたと思います。
もちろん、失敗もありました。
今振り返ると「よく大事にならなかったな」と思う場面もあります。
それでも、「まずやってみろ」「自分で考えろ」と任せてもらえたことで、現場を見る力、段取りを組む力が早く身についたと感じています。
現場は教科書どおりには進みません。
だからこそ、経験を積むほど対応力が磨かれていきました。

小さな現場から、大きな現場へ。広がる責任と視野
Q.これまで、どんな現場を経験してきましたか?
最初は一軒家の解体。
工期は1週間ほどで、人数も少なめです。
そこから店舗解体、ホームセンターのような平屋の大型施設、さらに数ヶ月単位の大規模現場へと、少しずつ規模が大きくなっていきました。
現場が大きくなるほど、人の数も増え、重機も大型化し、安全管理と段取りの重要性が一気に高まります。
「怪我人を出さないことが、何より大事。」
朝礼で危険ポイントを共有し、現場を見回って声をかける。そうした積み重ねが、安全な工事につながっています。

未来の仲間へのメッセージ
Q:最後に、学生へメッセージをお願いします。
最初から仕事ができる人はいません。
大事なのは、分からなくても一生懸命やることです。
・言われたことをまずやってみる
・分からないことは聞く
・次は少しでも良くしようと考える
そういう姿勢があれば、現場では必ず見てくれている人がいます。
解体の仕事は、大きな重機を使い、建物を解体し、何もない状態に戻す仕事です。
他ではなかなか経験できない現場も多くあります。
少しでも興味があれば、ぜひ会社見学に来てください。
1日のスケジュール
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07:00出社当日の現場内容を確認し、必要な書類や工程を整理。 職長・作業メンバーの配置、重機や車両の段取りを確認する。
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08:00現場入り / 朝礼・打ち合わせ現場に到着後、作業員全員で朝礼を実施。 その日の作業内容・工程・危険ポイントを共有し、重機の動きや立ち入り注意箇所を確認する。
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09:00作業・現場巡解体作業の進み具合を見ながら、重機の動きや人の配置を確認。 必要に応じて作業手順の調整や指示を行う。
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10:00午前の休憩作業員と雑談を交えながら、体調や作業状況を確認する。
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10:30作業再開現場全体を見回り、安全面に問題がないかをチェック。 近隣への配慮や、予定通り工程が進んでいるかを確認する。
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12:00昼休み・昼食現場事務所などで昼食。 午後の作業内容や注意点を整理する。
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13:00午後の作業開始午後の工程に合わせて再度現場を確認。 必要に応じて、職長や若手に声をかけながら作業を進める。
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15:00午後の休憩水分補給をしながら、作業の進捗を確認。 危険が増える時間帯のため、注意喚起も行う。
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15:30作業再開・工程最終確認その日の作業範囲が予定どおり終わるかを確認。 翌日の作業につながる段取りや片付けの指示を出す。
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17:00作業終了・現場確認作業終了後、現場を一通り確認。 危険物の残りや片付け漏れがないかをチェックし、 職長と翌日の作業内容を簡単に打ち合わせ。
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18:00退社事務所へ戻り、進捗の共有や簡単な報告を行い帰宅。
